仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか? (安達裕哉)
最近、ますます重要視されるスキルは「コミュニケーション能力」である。
コミュニケーション能力がなければ、どこに言っても成功しない・・・というか、むしろ失敗・挫折・トラブルに付きまとわれる羽目になる。
コミュニケーション能力が低ければ、
- コミュ障
- KY(空気読めない)
などと、まともな人間扱いされない場合もあり、職場で村八分になったり、ひどい時にはリストラになる。
もちろん、出世も限界があります。(以下のUtsu-sanチャンネルは必見です。)
自分はどちらかというと、バリバリ理系で明らかにコミュ障の方に近い人間なので、これはマジでやばいです。イヤーな世の中になって来たと思っています。
ここで紹介する本は、そんな中で一つの指針を得る参考になるかと思います。
例えば、
知っていても、知らないふりをした方がコミュニケーションはうまく
・・・。実践的ですね!確かに、そんな時は多いです。
コミュニケーション能力が必要とされる会議の現場では、以下の行動を避ければ良い。
- すぐにマウントをとろうとする
- 人の話を遠慮なくぶった切る
- アイデアを出さない
- 自分の意見を述べない
当たり前といえば、当たり前なことなのですが、この当たり前のことを意識するだけで随分と会議の流れが良くなります。
そして、この本の最後に
何より残念なのは、知的に優れているのに「コミュニケーション能力」が低い人
と述べられている。これは自分のことではないか、と思いませんか?(「私、努力や勉強しているのに、うまく仕事が回らないんです」という人はたくさんいると思います。)
コミュニケーション能力の本質は「自分自身を俯瞰する能力」である。
- 自分の発言に対して相手がどのような印象を持つのか
- 相手の価値観と自分の価値観の相違は何か
- 自分にとっての正義がどれほど相手にとって受け入れられるのか
「しょせん、人と人は分かり合えない、そして自分はさらにコミュニケーション能力が低いのだから、相手のことを誤解しているかもしれない」と、常に思える人こそ、本当は最もコミュニケーション能力が高いのである。
私も、本当にそうだなと思いますし、あなたもそう思われるのであれば、この本を読む価値はあると思います。
仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか? [ 安達裕哉 ] 価格:1,512円 |