「岡崎に捧ぐ」(山本さほ著) 挫折からの回復
作者の小学校時代から漫画家になるまでのエッセイ漫画。
小学時代は元気で遊んでいた毎日だったが、中学・高校と少しずつ現実の壁のようなものに突き当たり、美大受験も2年浪人し結局あきらめ逃げ出し、もがきながら漫画家になるという成長物語である。
人生逃げ出したくなる時もあるし、実際に逃げ出すことも多いかと思いますが、逃げ出したことは、人生の節々に思い出されて辛いことも多い。山本さほさん自身のそのような辛さ・苦しさを経験が漫画に描かれている。
正直、決して器用とは思えない歩みであるが、その苦しい挫折からの回復の道程は、私もかつて迷い、しかも未だに迷っているものとして、共感を感じる。
岡崎に捧ぐ(5) (書籍扱いコミックス単行本) [ 山本 さほ ] 価格:865円 |