1970年代生まれの外資系IT企業エンジニア(関西在住))です。
様々な人々の叡智からの学びを通して、経済的独立の実現を目指します。
日々の思考の糧となる書籍を紹介します。


家族を犠牲にしない働き方を求めて

私は1971年生まれでいわゆるロスジェネ(失われた世代)に属するのであるが、ちょうど入社した時にはバブル入社が先輩で、団塊世代がマネージャーだったので、会社の雰囲気も、長時間労働を是とする空気が強く、しかも、先輩たちもサビ残がデフォルトな勢いでした。

特に、長期出張や単身赴任は割と多かった環境でしたので、それを支える先輩社員たちのご家族の方々のご苦労も結構大変だったと思います。当時は専業主婦の割合も多く、それが逆に男性社員に長時間労働や長期出張などを許容している側面もあったのではないかと思います。

というのも、私は現在幼児の男子を二人抱え、妻は共働きという環境なのですが、とても、長時間労働や長期出張で家庭をかえりみない生活は不可能であるという現実に直面しています。どう考えても無理ではないか?

とはいえ、会社の首脳陣は長時間労働を是とする環境で功なし名を遂げてきた御仁ばかりですので、自然と長時間労働プレッシャーをかけてきて対応が難しいことが多いです。

しかし、人生にとって「家族」はかけがえのないものであり、かつ時間をかけて育てていく必要がある。失った時間は戻らないのだから、後になって後悔することは勇気を持ってやめなくてはならない。

 

イノベーション・オブ・ライフ」は、仕事を献身的に行なっている人々が意図せずに陥りがちな「満たされない私生活」・「家庭の崩壊」・「仕事上の葛藤」などを防ぐヒントに満ちている。