1970年代生まれの外資系IT企業エンジニア(関西在住))です。
様々な人々の叡智からの学びを通して、経済的独立の実現を目指します。
日々の思考の糧となる書籍を紹介します。


2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「この町ではひとり」(山本さほ) 知らない街で人生リセットの苦闘

人生の節目節目で辛いことから逃げ出したくなった時に、知らない街で人生をリセットしたくなる時がある人が多いと思う。 例えば進学や就職などで思うように行かずに、結果として知らない街で生活を始めることはよくあることだ。 「この町ではひとり」は、美…

「Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦」(西川 徹 、 岡野原 大輔) が、眩しすぎる

PFNという会社は5年くらい前から興味を持っていた。 当時はIT業界でAIブームが爆発し始めた頃で、国内外の大手ITベンダー(特に外資)が様々な技術やサービスをメディアに公開していた。 私自身は、AIブームがきても、日々AIと縁のないシステム構築に明け暮れ…

「岡崎に捧ぐ」(山本さほ著) 挫折からの回復

作者の小学校時代から漫画家になるまでのエッセイ漫画。 小学時代は元気で遊んでいた毎日だったが、中学・高校と少しずつ現実の壁のようなものに突き当たり、美大受験も2年浪人し結局あきらめ逃げ出し、もがきながら漫画家になるという成長物語である。 人生…

「帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる 」戸高 一成 (著), 大木 毅 (著)

呉の大和ミュージアム艦長の戸高氏と昨年(2019年)評判の高かった岩波新書「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」 の著者である大木氏の対談集。 私よりも約10年年長の世代は、先の大戦の当事者達に直接話を聞ける最後の世代と言える。1980年代には戦争中の士官クラスがま…