1970年代生まれの外資系IT企業エンジニア(関西在住))です。
様々な人々の叡智からの学びを通して、経済的独立の実現を目指します。
日々の思考の糧となる書籍を紹介します。


2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「同時通訳者の頭の中」(関谷英理子)・・・・英語力をなんとか身に付けたい

外資系IT企業にいると英語が必要なタイミングがいくつかあります。 昇進にTOEICスコアが要求されたりすることもありますが、時々海外出張があって英語でコミュニケーションを取る必要があります。 特に困るのが、完全ネーティブだけの状況に置かれた時です。…

「東京の戦争」(吉村昭)・・・・あちこちのすずさん的な東京の少年

この夏NHKで「あちこちのすずさん」という番組をやっていた。 太平洋戦争末期の空襲が日常になった中で、慎ましくありながら、逞しくも日常の幸せを求めるごく普通の市民のエピソードが語られていた。 そのような戦争の中の日常生活が語られるようになったの…

「幻の声 NHK広島8月6日」(白井 久夫 ) ・・・・この世界の片隅と併せ読む

原爆投下直後の広島でラジオの中から支援を求める声が流れていたというNHK視聴者の便りをきっかに、その事実を追い求める元NHKディレクターの手記である。 原爆投下直前・直後の広島やアメリカの原爆投下作戦の実行状況を念入りに追った優れたドキュメンタリ…

「遠い日の戦争」(吉村昭) 当時の人々の息遣い・・・「この世界の片隅へ」と併せ読むべき

この夏NHK地上波でも放送された映画「この世界の片隅へ」を観られた方も多いだろうと思う。「この世界の片隅へ」は2016年に公開されて非常に話題を生んだが、単に戦争の悲惨さをアピールするのではなく、当時の時代を生きていた普通の人々の生活を淡々と辿る…