1970年代生まれの外資系IT企業エンジニア(関西在住))です。
様々な人々の叡智からの学びを通して、経済的独立の実現を目指します。
日々の思考の糧となる書籍を紹介します。


2019-08-04から1日間の記事一覧

「日本の技術が危ない」(ウィリアム・ファイナン、ジェフリー・フライ著) 1994年に書かれた予言の書

本書が出版されたのは1994年で、当時はまだ日本のエレクトロニクス業界が世界を席巻していた。 私が高校生だった1980年代後半は、日本の製造業の勢い凄まじく、かつ日本に対する風当たりも強く、テレビニュースでアメリカ市民がハンマーで日本の電気製品を叩…

「独ソ戦(岩波新書)」(大木毅著) 日本人の知らない戦争

日本人にとって先の大戦と言えば、太平洋戦争および太平洋戦争に至る日中戦争のことである。日本人の人的損害も約300万を超え、東京大空襲、広島・長崎への原爆投下、それに続く玉音放送と8月のこの時期は戦争を特集する番組や記事に溢れる。 学校教育の場で…

米軍機による市民への攻撃@神戸三宮1945年

米軍艦載機による非戦闘員への攻撃の跡が未だにJR三宮駅の構内で見ることができます。 こんなに日常生活の近くまで米軍の戦闘機が攻撃していたことを実感させてくれます。 戦争の傷跡はまだ我々の身近にたくさん残っている。そして、それらを決して忘れて…

「上級国民/下級国民」(橘玲著) 日本社会の身分制度について考えてみた

橘玲 氏の新刊「上級国民/下級国民」を早速キンドルで読んでみた。 日本だけでなくアメリカや欧米諸国で格差が広がっていることをまとめた本だ。 マスコミで流布しているものとは異なる視点だが、国内外の研究が広く引用されており、客観性も高い。それゆえ…