1970年代生まれの外資系IT企業エンジニア(関西在住))です。
様々な人々の叡智からの学びを通して、経済的独立の実現を目指します。
日々の思考の糧となる書籍を紹介します。


「Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦」(西川 徹 、 岡野原 大輔) が、眩しすぎる

PFNという会社は5年くらい前から興味を持っていた。

当時はIT業界でAIブームが爆発し始めた頃で、国内外の大手ITベンダー(特に外資)が様々な技術やサービスをメディアに公開していた。

私自身は、AIブームがきても、日々AIと縁のないシステム構築に明け暮れていたのだが、残念ながら業務では直接AIに関する仕事とは縁がなく過ごしていた。

そんな中、日本発ベンチャーDeep LearningOSSライブラリーを独自で開発しているPFNはとても眩しく見えたのである。

また、工作機械メーカーのファナックと協業してスマート工場を推進しているなど、既存のITベンダーにない独自の使命感やミッションを感じていた。

本書はそのPFNのFounderの書き下ろしである。

正直、50歳手前でSIerで割とレガシーなシステムを扱っている人間にはとても眩しすぎて、著者たちの熱い想いと他人を寄せ付けないハイスペックな能力に圧倒される。今の自分の仕事の立ち位置を考えると、ため息しか出てこない。

彼らはたんにソフトウェアを開発しているのではなく、半導体でさえ設計しているという。目的にためには、壁を設けずにできることを目指す姿には、自分たちの能力でコミットメントにキャップしている自分やその周りとは全然違う集団だ。

私も、ついつい惰性で自分のできることに壁を作っているのではないか?

新しいことにチャレンジすることを阻むのはそのような惰性や諦めではないか?

 

この本を読んで、むしろ、チャレンジするとは何かを改めて考える機会を得た。

物理的には色々制限(もう若くないとか)があるだろうが、何かチャレンジしていきたいね。

 

 

Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦 [ 西川 徹 ]

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