「社会人にもなって、努力や成長なんて必要ない」(勝間和代) Growth Mindsetはどうなるの?
リクルートの新R25に掲載されている勝間和代のインタビューが衝撃的だ。
要するに、自分の弱みに関してはどんなに頑張っても人並みになる程度ならば頑張るだけ無駄で、自分の強みを活かしていくことの方が重要だということだ。
無駄な努力は最初からするな・・・ということ。
これは、確かにその通りで、インタビューの中で言及されているストレングスファインダーの考え方にも通じる。
しかし、以前紹介したGrowth Mindeset(マインドセット)と矛盾しないのだろうか。Growth Mindsetとは「人格や知性は本人の生まれ持ったものではなく、成長させることができると信じることが、大人にも子どもにも著しい変化をもたらす。」と言うキャロル・ドウェック教授が、成長する人々の中に見出した共通の性質だ。
Growth Mindsetはうまくいくかわからなくても「やってみなはれ」の精神で物事にチャレンジする大切さを教えてくれる。
一方で、自分の強みが最初からわかるならその方向を突き進むべきだというのがストレングスファインダーだ。
両者は決して相反しているものではなく、クルマの両輪のようにお互いに相補うものだと考えれば良いのだと思います。