1970年代生まれの外資系IT企業エンジニア(関西在住))です。
様々な人々の叡智からの学びを通して、経済的独立の実現を目指します。
日々の思考の糧となる書籍を紹介します。


「マインドセット」(キャロル・S・ドゥエック著) が実は世界中で流行していないか?

マインドセット」が世界中のビジネス書や人材育成の場を席巻している。

実際、私が先日受けた人事研修でこの本で扱われている「マインドセット」に基づいていた。外資系企業の人材育成では常識になってきているキーワードである。

 

この本によると、成功している人々は二種類のマインドセット

のうち、後者の「しなやかマインドセット」の持ち主だという。

 

マインドセットがしなやかな人は、自ら進んで困難に挑戦するだけでなく、それを糧にしてどんどん成長してゆく。立ちはだかる壁が厚ければ厚いほど、力を振りしぼって頑張ろうとする。それがよくわかるのがスポーツの世界である。選手たちは限界に挑戦しながら実力を伸ばしてゆく。

硬直したマインドセットから離れていくと、

長い時間をかけてようやく、努力することそのものを楽しめるようになり、長い時間をかけてようやく、学習という視点に立ってものごとを考えられるようになる。会社組織の底辺で働くことが屈辱ではなくなり、下積みのうちに、上に立ったときに役立つ体験をたくさん得ておこうと思えるようになる。

さらに、

マインドセットがしなやかになるにつれて、意外なことが起こりはじめる。まわりの人々があなたを助け、応援してくれるようになるのだ。

 

この本によると、マインドセットをしなやかにするために、次のようなことをすれば良いようだ。

 

毎朝、1日がスタートするとき、自分にこう問いかけよう(紙に書いて鏡に貼っておくとよい)。今日は、私にとって、周囲の人にとって、どんな学習と成長のチャンスがあるだろうか?そしてチャンスを見つけたら、それを実行する計画を立て、次のように問いかける。

 

いつ、どこで、どのように実行しようか?

 

当然、障害には突き当たる。失敗したら、計画を立て直して、次のように問いかけよう。

 

いつ、どこで、どのように新たな計画を実行しようか?

 

どんなに落ちこんでいても、行動に移すことが肝心!(これも鏡に貼っておこう)うまくいったら、次のように自問するのを忘れないこと。

 

逆戻りせずに進歩を続けていくためには、どんなことをする必要があるだろうか?

 

 

 

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本人の講演もYouTubeで聴くことができます。