1970年代生まれの外資系IT企業エンジニア(関西在住))です。
様々な人々の叡智からの学びを通して、経済的独立の実現を目指します。
日々の思考の糧となる書籍を紹介します。


「上級国民/下級国民」(橘玲著) 日本社会の身分制度について考えてみた

橘玲 氏の新刊「上級国民/下級国民」を早速キンドルで読んでみた。 日本だけでなくアメリカや欧米諸国で格差が広がっていることをまとめた本だ。 マスコミで流布しているものとは異なる視点だが、国内外の研究が広く引用されており、客観性も高い。それゆえ…

イシューからはじめよ(安宅和人著)とシン・ニホン

圧倒的な生産性を仕事で達成するためにはこの本から始めよ! 様々な仕事に役に立つ普遍的かつ本質的な考えが述べられており、周囲の人間もこの本の思考を実践できればと思います。 実際に、後輩諸氏(特に入社したばかりの社員など)にはオススメしておりま…

「世界のエリートがやっている 最高の休息法」(久賀谷 亮 著) 疲労と怒りへの対応

ブログにも以前スマナサーラ師の本を紹介しましたが、スマナサーラ師の本を読んで(いや本当は読む前からも)「怒ること」を常々やめたいと本気で思っています。 しかし、私はまだまだ未熟者で、日々の日常の中でつい怒ってしまう瞬間があります。つい先日も…

「ザ・ゴール」(エリヤフ・ゴールドラット著)と日本の未来

この国で今最もホットなテーマだと私が感じているのは、ズバリ、 生産性の向上 に尽きる。 「ザ・ゴール」はこの生産性向上のバイブルとも言える本である。 ベースになっている考え方は、著者で物理学者でもあるゴールドラット博士の考案した 制約理論(Theo…

「マインドセット」(キャロル・S・ドゥエック著) が実は世界中で流行していないか?

「マインドセット」が世界中のビジネス書や人材育成の場を席巻している。 実際、私が先日受けた人事研修でこの本で扱われている「マインドセット」に基づいていた。外資系企業の人材育成では常識になってきているキーワードである。 この本によると、成功し…

「仕事2.0 人生100年時代の変身力 」(佐藤留美) 性格スキルと成長

人生100年時代と言われるようになって久しいが、労働環境がどのように変化し、我々はどのように対応するべきかを考える書籍が相次いで出版されている。 本書もその一つであろう。 今後はAIによって人間の仕事は代替される可能性は大いにあるが、人間性(好奇…

「僕は君たちに武器を配りたい」(瀧本 哲史著)

滝本氏の「僕は君たちに武器を配りたい」を最初に読んだのは2011年の秋だったから、もう8年前の話になる。 説得力のある内容で衝撃を受けたのだが、結局何もアクションに移せていない。。。 50歳が間近になりつつあり、久しぶりに読み直して見たが、内容…

「Team Geek Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか」 は、内向型人間に役に立つか?

「内向型人間の時代」によると内向型人間は、オープンオフィスでの仕事には向いていないので、自分の空間を確保するべきだと説かれていました。確かに、そうだなと思い、最近はできるだけ、会社の中の静かなエリアや、街の静かな喫茶店や自宅勤務などを活用…

「内向型人間の時代」(スーザン・ケイン著) 自分が内向型だと思う人は是非読んでください

いまの世の中って外向型人間がある種の理想型になっていて、内向型人間はどちらかというと肩身の狭い思いをして苦労することが多いと思う。 会社でも新人研修から早速リーダシップを発揮することを求められるプレッシャーが始まり、社内評価でもリーダーシッ…

理工系の微分積分学(吹田信之・新保経彦著) 精神安定剤としての数学

サラリーマン生活も40代後半になって行くると正直、息切れしてきます。 特に、これ以上の出世って難しいんじゃないか、あるいは、これ以上、出世するとストレスも溜まって辛そうだな・・・なんて思ってしまいます。悩ましいですね。 そんな時に、意外と気分…

仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか? (安達裕哉)

最近、ますます重要視されるスキルは「コミュニケーション能力」である。 コミュニケーション能力がなければ、どこに言っても成功しない・・・というか、むしろ失敗・挫折・トラブルに付きまとわれる羽目になる。 コミュニケーション能力が低ければ、 コミュ…

責めず、比べず、思い出さず 苦しまない生き方 禅と大脳生理学に学ぶ知恵 (高田 明和著)

高田明和先生は浜松医科大学教授で、ブルーバックスなどで科学啓蒙書などを執筆されていた記憶があります。 私がこの本を手にしたのは、5年ほど前に少々苦しいプロジェクトを担当して辛いな〜と日々鬱々していた時期でした。図書館でたまたま見つけて手に取…

退去時の原状回復費用トラブルが訴訟にまで発展 その1

東京貧乏学生のサバイバル 知は力なり アパート立退編 - 隷属からの卒業にも書いたように私は学生時代にアパート立退のトラブルで初めて法律の威力を実感しました。 しかし、私は似たような経験を社会人になって10年以上立って再び経験することになりまし…

外資系ITコンサルが発見した「Utsuさんブログ」の衝撃

このGW10連休で久々のヒットだったのが、「Utsuさんブログ」を発見したことだ。 3utsu.com 就職活動に悩んでいる若者や転職に悩んでいる若者(あるいはかつて若者だったおじさん・おばさん)におすすめです。 何がすごいって、Utsuさんの経歴がすごい。 九州…

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈2〉(アルボムッレ スマナサーラ)

「怒らないこと」はなかなか実践が難しいです。本当に難しい。 私は実は結構毎日怒ってばかりです。それもつまらないことで。感情を表に出さないと気が多いですが、年に数回は人に対しても怒鳴り声をあげて怒ってしまうことが多い。。。ダメだなと思います。…

東京貧乏学生のサバイバル 知は力なり アパート立退編

一人の貧乏学生が法の力により立ち退き料を勝ち取った物語です 私は学生時代に東京でアパートで一人暮らしをしていたのですが、突然大家さんから 「息子夫婦がアポートを潰して病院にするので、立ち退いてほしい」 と言われました。 当時、貧乏学生であった…

ハイテク国家イスラエルと大阪を考える

2016年にイスラエルと日本の間で投資協定が結ばれて以来、イスラエルと日本の関係は深くなりつつある。私も仕事でイスラエルの会社とやりとりをすることも増えた。 メディアの中でのイスラエルは未だにイスラムとの間の確執・テロが目立って報道されるが、実…

ロボットをデパートで買う時代が来た@大阪高島屋 

GW中の大きな発見は、デパートでロボットが買える時代になったことを実感したことです。これはかなり衝撃が大きい。どんどん、IoT, AIが我々の生活の中に入り込んできます。 英語学習ロボットは本当に子供に買ってあげたい(もう少し安ければ)。 母校のロボ…

驚くことにすでにロボット(AI)が英語教師になる世界が実現していた

今日、大阪難波の高島屋にたまたま寄ったらB1Fの丸善の近くに英語学習を支援するロボット(AI)が売っていました。 発音のトレーニングなんて一人ではなかなか矯正しにくいので効果があるだろうな。子供に買ってあげたいが、まだまだ10万円以上するようです。 …

「ゆるく考える」 東浩紀氏とビットコイン そして信用貨幣論

東浩紀氏の「ゆるく考える」をAmazonでポチり、今キンドルで読み始めました。 「ゆるく考える」というタイトルが、ちきりん氏の「ゆるく考えよう」という著書と関係があるのか・ないのかわからないが、ついついちきりん氏のことを想起してしまいますが・・・…

MMT理論は日本復活の銀の弾か?

最近、MMT(現代貨幣理論)という言葉をメディアのニュースでよく聞くのだが、これは何か? 理論的な背景はイングランド銀行のHPに掲載されている解説がある。 Money creation in the modern economy 理論よりも、今の日本にとってこのMMTがどんな意味がある…

ビットコイン投資 1週間目

ビットコイン投資で10万円投資してから一週間たちました。 少し損してる😔 まあ、しばらくしたらよくなることでしょう😊 世界のビットコインの投資額の半分以上は日本円らしいが、日本はお金が余ってるのか?バブルがまたくるのか、あるいはすでにきているのか。…

確定拠出年金の残高

確定拠出年金の残高通知が毎年この時期に郵送される。 会社の年金制度が段階的に確定拠出年金に移行したが、移行しない代わりに拠出金を手取りで受け取る選択肢もあったので、しばらくは現金で受け取っていた。 しかし、結婚して子供もできて妻の勧めもあり…

さあ才能に目覚めよう(STRENGTH FINDER from FALLUP)

成功している人々は自分の強さを武器にしている。 自分の強さを知る方法の一つはSTRENGTH FINDERを用いるのが早道である。 「さあ、才能に目覚めよう」(日本経済新聞出版社社)を購入するとGALLAP社のウェブサイトへのアクセスコードがついている。 そこで…

ビットコイン 2日目

口座に10万円振り込んで日曜日にビットコインを0.5 BTC購入しました。 手数料で少し目減りしましたが、2日目ですが、2,321円の利益。 まだまだか・・・。

「かくかかしかじか」 東村アキコ

東村アキコのオススメの一冊! ギャグ漫画だけじゃないんだね・・・。 NHKで放送されていた浦沢直樹の漫勉で東村アキコが出演した時に、この「かくかくしかじか」を初めて知った・・・。 東村アキコが高校から美大、OLをへてマンガ家になるまでのストーリー…

「ない仕事」の作り方(みうらじゅん) 一人電通の仕事術

外資系IT企業でコンサルしています。 最近力を 入れいているのは「ない仕事」を作ること。 誰もやったことがないことがない仕事を作るのは、どんな規模が小さくても周囲に事例も少なくて大変である。 だけど、うまく行くと結構面白い。だって、誰もやったこ…

さよならタマちゃん(武田一義) 30代でガンになるということ

30代でガンになるということは想像に絶する。 この作品は、35歳という若さで精巣がんにかかったマンガ家のアシスタントの武田一義さんのエッセイマンガである。 35歳で死ぬのは無念すぎる・・・。人生はまさしく不条理だ・・・。 武田一義さんのガン治療の入…

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉(アルボムッレ スマナサーラ)

自分は基本的には温厚な平和主義だと思っているのであるが、日々の仕事の中で色々と不合理や理不尽だと思えることが重なりついつい怒ってしまうことがある。 怒った結果がトラブルになってそのフォローでさらに苦しい目にあうこともある。 全く苦しい限りで…

「苦しかったときの話をしようか」(森岡 毅) 自己評価の低下との戦い

森岡毅さんは、経営不振だったユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を立て直した稀代のマーケッターである。 NHKプロフェッショナルでも取り上げられていた。番組を見る限り自信満々の野心家という印象だった。 しかし、この本の中で、森岡さんは前職のP&G…